ビジネススクール外伝||コワーキングスペースCreative Lounge SHARE
SHAREのスタッフがみなさまにお届けする『SHARE STAFFブログ』2018年最後の更新は、12月15日(土)に行われたビジネススクール外伝についてスタッフ友野がレポート致します!
ビジネススクール外伝
今年最後のビジネススクールは、外部から2名のゲストスピーカーをお招きして講演していただきました。
また、SHAREを代表する3人のマンスリー会員さん「株式会社エムブイピークリエイティブジャパン」「WEBTRIBE株式会社」「monmecci(モンメッチ)」が今年一年どうだったのか、そして来年の目標をお話して頂きました。
これから起業していこうと思っている方にとってビジネスの酸いも甘いも参考になる、とても刺激的な内容でした。
今回のスタッフブログをご覧いただいている方にもその一部をご紹介していきたいと思います!
では早速、一人ずつ詳しく見ていきましょう!
ゲストスピーカー
SAPPOROBIKEPROJECT合同会社 代表執行社員
太田明子ビジネス工房 代表
太田明子様
大阪生まれ。伊藤萬(株)財務部勤務を経て1993年札幌に移住。北海道への移住支援団体NPO法人私設北海道開拓使の会事務局長、ベンチャー支援団体札幌BizCafe(現NPO法人ビスカフェ)事務局長を歴任し。2002年太田明子ビジネス工房設立。シンクタンク研究員として道内の起業支援、調査研究に携わる。また、自転車好きが高じて2017年SAPPOROBIKEPROJECT合同会社を設立。
多岐にわたる活動をされている太田さんですが、この日はSAPPOROBIKEPROJECT合同会社を設立した経緯、起業をする上での考え方、方法などをお話頂きました。
好きなこと・できること・すべきこと
ちゃんと起業できる人はこれら3つのことをやっているそうです。
そんな太田さんがやっているのが「自転車に親しみ、生活を楽しむためのもの」としての自転車文化を作るSAPPORO BIKE PROJECT
ご自身が海外で生活されたときに、その国では自転車に乗って自然を楽しむということがなんら特別なことではなく生活の一部として根付いていることに感銘を受けたそうです。
移動手段として乗るにはコスパのいいママチャリや折り畳み自転車
スポーツとしてがっつり楽しむのに乗る高価なマウンテンバイクやロードバイク
でもその中間の自転車ってあんまりない…
通勤や外出、普段の生活の一部として
快適な乗り心地や、おしゃれなスタイルも兼ね揃えた手が届きやすい価格の
かっこいい自転車を作りたい!と思って製品開発をされたそうです。
「自分がかっこいいと思うものを作る!」
そのパワーは多くの協力者を巻き込み、
100台限定 SAPPORO BIKEの製造・販売を実現されました。
(※現在、SAPPORO BIKEは完売しております。)
起業はただ「やりたい!」だけでは上手くいくものではありませんが
実現させるための計画を十分に練り、自分に足りないものは他者からのサポートを得られるように仲間を集める。
それが「やりたい」を実現させる起業の方法の一つでもあるようです。
次のゲストスピーカーは
高橋尚基デザイン事務所
高橋尚基様
北海道滝川市出身 。日本鉄塔工業株式会社入社(東京都)営業部門にて製品企画・デザイン開発・提案型営業企画に従事。2001年道内企業のデザイン開発を志し、Uターン。高橋尚基デザイン事務所設立。 以来、ものづくり企業を中心に企画、コンセプト、製品デザイン開発から企業CI媒体開発、地域特産物におけるデザインディレクション等幅広い分野で道内中小企業をサポートする。
以前SHAREの会員様でもあった高橋さんには、創業時のデザインマネージメントについて事例を交えてお話し頂きました。
後半は、参加者の皆さんと一緒にワークショップ!
参加者のほとんどが自分の事業を実際に行なっている人たちだったため、とても実際的です。
御社が誇れる一番の価値は?
1)先ずは多く出してみる
2)わかりやすいこと数点に絞る
ポストイットを使って多く出していきます。
そしてそれをどう文字にしてわかりやすく伝えるのか?
実際に高橋さんがピックアップした会員さんに、深堀りしてくれました。
皆さん和気あいあいと取り組んでいたようです。
SHAREを代表するマンスリー会員さんの今年の反省と来年の目標
株式会社エムブイピークリエイティブジャパン 代表取締役
大海恵聖さん
「にっぽんの福祉をかわいくしたい」をコンセプトに、ユニバーサルコミュニケーションツールを企画・開発・販売している大海さんの2018年の活動を発表いただきました。
大海さんは自身の発病から「障がい」における周囲の捉え方を変えたいと会社を立ち上げました。SHAREに事務所を構えることで、自身の手で工作機械を利用して製品開発を行っています。
そんな大海さんの今年一番の活動はずばり
12月28日(金)より全国公開される(※1)©︎2018『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の映画公式グッズ製作です。
この映画は、筋ジストロフィーにかかりながらも自らの夢や欲に素直に生き、みんなに愛され続けた実在の人物・鹿野靖明さんを大泉洋さんが演じる、ボランティアの人々や家族の姿を描いた人間ドラマです。
この映画の公開が決まったとき、大海さんは
「絶対にこの映画グッズはうちが作りたい!!!わたしがやるしかない!!」
と強く思ったそうです。
直接のコネクションは全くない状態で、なんとか映画関係者に繋がり熱烈アピールのメールを送った後は、企画を進めていきました。
そして彼女が以前主催した『福祉事業者向け3Dデータ製作講座』を受講した車椅子ユーザーさんや障がいのある人が働く福祉事業所などが共同製作し、グッズの開発を進めました。
またSHAREの委託サービスでレーザーカッターを利用した映画公式ストラップ製作も行いました。
(詳しくはこちら)
とにかくやりたいと思ったことは自分から猛アプローチをかけるエネルギッシュな大海さん。2019年も突っ走り続けてください!
(大海さんについては、第10号のWEBマガジンでも紹介しています。)
続く二人目は
WEBTRIBE株式会社 代表取締役
川村高大さん
WEB&動画マーケッター・プロモーター/映像クリエイター/音楽クリエイター/ギタリスト
と広告や音楽関係で活躍されているSHAREのマンスリー会員さんの一人です。
バリバリのバンドマンである川村さんはこの日もこのあと控えているライブのためのギターを背負ってプレゼンに来られました(笑)
切っても切り離せない、川村さんと音楽。川村さんの考えるものづくりとは音楽をつくるということだそうです。
普段他の会員さんと顔を合わせることが少ないため、この日は川村さんが手がけたPR動画等を披露していただき、初めて顔を合わせる会員さんも深く川村さんの事業内容を覗くことができました。
(川村さんについては、第9号のWEBマガジンでも紹介しています。)
ラスト三人目は
monmecci 代表
菊池桃子さん
最後はSHAREでも生粋のものづくりをしているmonmecci(モンメッチ)の菊池さんです。
「生活のふとしたところにデザインを」テーマに、これまでにないデザインプロダクトを提案しています。
monmecciを代表するプロダクトといえば、「彫刻付箋」です。
彫刻付箋は、SHAREのレーザーカッターで正方形の付箋の断面に菊池さんがデザインしたテキスタイルを彫刻したものです。
会員になった当初SHAREのビジネススクールに参加してから、ものづくりを中心に事業を広げています。
そして今年発表したイチオシの作品を披露して頂きました。
それが、monmecciのデザインバック。
でもただのバックではありません。
バックの口の部分がパチパチと開閉するんです。
両ひもを持って近づけるだけで口がパチン。
ものづくりに対するこだわりが人一倍強い菊池さんの渾身の一作は、来年様々な場所で多くの人の手にとって頂けるはずです!
(菊池さんについては、第16号のWEBマガジンでも紹介しています。)
全てのゲストと会員さんのスピーチが終わりこのあとは、SHARE会員さんとスタッフの忘年会!
…の前にビジネススクール外伝に参加されたみんなでビール片手にパシャり!
いかがでしたか?
もうすぐ2018年も終わります。
今年も大変お世話になりました。SHAREをご利用頂いている皆様に、SHAREスタッフ一同心からお礼申し上げます!
2019年もよろしくお願いいたします!
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