映画公式グッズを委託製作しました!
らくちん委託サービス〜SHAREGARAGE TO PRINT〜
SHAREのスタッフがみなさまにお届けする『SHARE STAFFブログ』第12回目の更新は、2018年10月からサービスを開始した『らくちん委託サービス〜SHAREGARAGE TO PRINT』で実際に製作した製品をご紹介したいと思います。
©️2018『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』映画公式グッズを製作!
12月28日(金)より全国公開される(※1)©︎2018『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の映画公式グッズをSHAREGARAGEのレーザーカッターとUVプリンターで製作しました。この二つの工作機械を組み合わせることで製作できる商品の幅がとても広がります。また商品製作に必要な『治具』の必要性などについてもご紹介したいと思います。
©︎2018『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』・・・12月28日(金)より全国ロードショー。原作『こんな夜更けにバナナかよ』を監督:前田哲、主演:大泉洋で実写映画化。筋ジストロフィーにかかりながらも自らの夢や欲に素直に生き、みんなに愛され続けた実在の人物・鹿野靖明さんと、彼を支えながらともに生きたボランティアの人々や家族の姿を描いた人間ドラマ。
北海道の福祉事業所、札幌唯一のFab施設で製作
今回委託サービスを利用していただいたのは『にっぽんの福祉をかわいくしたい』をコンセプトに活動する株式会社エムブイピークリエイティブジャパンの大海恵聖さん。今回の映画公式グッズを製作するにあたって、彼女が主催した『福祉事業者向け3Dデータ製作講座』を受講した車椅子ユーザーさんや障がいのある人が働く福祉事業所などが共同製作しており、映画同様すべての人が一体となって完成した商品です。
映画公式ストラップをレーザーカッターで彫刻加工
製作風景をご紹介するのは、北海道限定販売の【バナナ・クルマイス 北海道ver】です。北海道型に切り抜かれたパーツは、北海道赤平市にある老舗『鞄いたがき』さんのタンニンなめし革を使用しています。
治具製作
今回、レーザー加工するパーツ数は1000個ということで、『治具』を製作し商品のクオリティを均一にする必要がありました。そこで北海道型の革をスキャンし、Adobe Illustratorでアウトラインを作成しました。SHAREGARAGEのレーザーカッターは【W=450mm/H=300mm】なので、サイズ内に33個の革パーツを置くことができます。また、Rayjet(trotec)には位置合わせ機能が付属していないので、カットラインを最大用紙幅から2mmオフセットしたカットラインを作成します。このカットラインをレーザー加工前に土台に、ズレ防止のために印字し治具をセットするための位置を定めます。
33個のパーツを効率的に加工するために治具を2枚構造にします。こうすることで加工済みのパーツを入れ替える作業がとても楽になります。
加工開始
試作の中でパワー調整を行い、今回は【Power:20/Speed:80】で彫刻加工することになりました。このパラメーターで33個/一回の加工が約45分かかりました。
委託サービスのメリット
委託製作の一番のメリットは、加工作業を自分で負担しない分他の作業に時間を使えることだと思います。今回レーザーカッターを使用した彫刻加工に要した時間は約25時間でした。この時間を他の作業にあてられるだけで仕事が2、3個終わらせることができるはずです。もちろん委託加工費として支出もありますが、その間にパッケージデザインやショップページのメンテナンスなどを行うことができます。SHAREGARAGEの委託サービスは『時間』でなく『面積』で料金を設定しているので、最大加工サイズに配置すればするほど1個あたりの加工金額が下がるのでお得な内容になっています。
住所利用ができて、オフィス利用も365日できるのはSHARE。3名以上なら1人10,000円以下で利用できます。